使い捨てができるということは大量生産されているということ。「大量生産=品質が悪い」と考える人もいるかもしれませんが、なぜ大量生産できるようになったかというと、新し
い製造方法が可能になったためです。

それまでソフトコンタクトレンズは、原料を棒状にして、レンズの原型となるブロックに
加工し、厚みやカーブを1枚1枚削って整えていく方法がとられていました。もちろんオー
トメーション化されていますし、機械がやることですが、1枚1枚削るというのは、やはり
時間も手間もかかりそうですよね。

それに対し、新しい製造方法では、レンズのもととなる液体を型に流し込んでかためる方
法がとられています。この方法だと、1枚1枚削るよりもはるかに少ない工程で済みます。
均一の製品が大量に製造できるようになったというのも納得できるというものです。型に
流し込んでつくる製造方法はキャストモールド製法(鋳型法)と呼ばれ、使い捨てコンタ
クトレンズ製造の主流となっています。

私ははじめて使ったコンタクトレンズが使い捨てタイプだったので、通年性コンタクトレ
ンズと比較することはできないのですが、周囲の人からは、「使い捨てコンタクトレンズ
にしてから目が乾燥するようになった」「目の疲れでいうと通年性のほうがよかったかも
しれない」という声も少なからず聞かれました。でも、だからといって通年性コンタクト
レンズのほうが品質がよくて、使い捨てコンタクトレンズは粗悪というわけではありませ
ん。心配せずに使ってくださいね。



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