使い捨てコンタクトレンズには、酸素をよく通す「高含水レンズ」が使われています。どのくらい水を含んでいるかは「含水率」であらわされ、パッケージにも記載されています。

高含水レンズの特徴は、分子同士のあいだがあいていることです。このため酸素がよく通
るのですが、それと同時に、汚れがつまりやすいというデメリットもあります。水を多く
含んでいるため、たんぱく質などがレンズの表面に付着してしまい、さらに分子間があい
ているために、その汚れがレンズのなかに入り込むことにもなっています。つまり、使い
捨てコンタクトレンズは通年性コンタクトレンズよりも汚れやすいわけです。

もともとソフトコンタクトレンズはこうしたデメリットがあるため、毎日の洗浄や消毒な
ど、面倒なレンズケアが必要でした。洗浄や消毒が必要になる前に、また、汚れが取れに
くくなる前に、新しいコンタクトレンズに取り換えるという発想でつくられたのが、使い
捨てコンタクトレンズです。1日用であれば滅菌状態が保たれるのは1日限り、2週間用で
あれば滅菌状態が2週間だけは保証されるととらえてください。

同僚の友人の話ですが、おカネがもったいないからと、2週間交換タイプの使い捨てコン
タクトレンズを1カ月以上も使っていたことがあったそうです。そうでなくても目はデリ
ケートなのに、もしバイ菌でも入ったら・・・と、小心者の私はその話を聞いて、ただた
だビビってしまいました。

使い捨てコンタクトレンズを含め、ソフトコンタクトレンズはつけていても違和感が少な
いので、角膜に異常が起きていても気づかないまま装用できてしまいます。その結果、目
の異常が発見されたときには重症だったというケースも多く、交換期限を過ぎたレンズを
使用しつづけたことが原因で、雑菌の繁殖や感染症にとどまらず、失明に至る例も決して
少なくはありません。使い捨てコンタクトレンズを使用するときは交換期限を守ることが
鉄則です!



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